「1997年3月のスンバワ surf camp」
ロンボク島は、バリ島の隣と言うことで、バリ島で1泊、翌朝ロンボク経由でスンバワ島、Bimaへ、Bimaから、レイキーピークのあるHu'uまでは...










ロンボク島は、バリ島の隣と言うことで、バリ島で1泊、翌朝ロンボク経由でスンバワ島、Bimaへ。Bimaから、レイキーピークのあるHu'uまでは、車で3〜4時間のロングドライブ、荒涼とした、西部劇にでてきそうなほこりっぽい、無舗装の道で、止まってシャッターチャンスも無いまま、レイキーピーク正面にある、モナリザサーフキャンプに到着。

早速、気になる波チェック。この時期、ほとんど毎日、早くて8時、遅くても昼ごろには、オンショアーが吹くみたいで、「あ〜あっ、風はいってるやん!」で、各自部屋割り、荷物の整理と、夕方やむであろう風を期待して、6'9"・6'6"・6'1"、3本のサーフボードにワックス塗ってスタンバイ。リーフブーツ、カロリーメイト、懐中電気(ライト)は必需品です。

波は、風も収まり、絵に書いたような三角ピーク、ムネ〜カタ、ライトはショート、レフトはロングショルダー、チュービーな良い波ポイント名に納得。レイキーピークの左に、レイキーパイプ(ホロウウエーブ)、西へ徒歩15分〜20分でライトの、ペリスコープ、中間に、10feetオーバーまでホールドするヌンガス(レフト)がメジャーポイントです。

さあーとりあえずレイキーピークから、ゲッティングしますか。翌朝、夜明け前からスタンバイ。暗がりの中歩いて...「グニゥ..」この感触は..。やっぱり朝から、糞踏んでしまいました。 キャンプの敷地内には、数頭の牛さんが放し飼いされているので、早速犠牲です。小走りでビーチまで走り、綺麗に洗いながら、「海入る前でよかった。」

ジャッジタワーの横、ピークのライト側からエントリー。ドルフィン無しでピークへ。「どんな波やろう?」ムネ〜カタのAフレームのピーク、グラッシー、「ええ、波や!」2〜3本慎重に乗ってから、ボトムは?ブーツ履いてないし、取り合えずインサイドまで乗って、恐る恐る足をつけてみた。「いける!」「フラットリーフや!」素足でも大丈夫。リーフが死んで藻がついているので、パーリングしても大丈夫?シャローでもないし。楽しめるポイントですね。でも、Aフレームの、ピークは少人数では楽しいでしすが、混雑するとショルダーからは...乗れません。ガツ、ガツしてはいけないってことです。風が〜、1R終了。
風の入る前にやるべし。吹かない日も有りました。夕方、やまない日もありました。

ある日、波待ちしてたら、アウトのほうから数人パドルして来るんよ。聞くと、オージーのサーファーで「ヌンガスからパドルで来た。」と言う、さすが、徒歩でも10分位かかるのにパドルで...。レイキーピークは、アタマ前後、ヌンガスはサイズ不足だったようです。

波の次に、TABIの重要要素、makan(食事)、サーフキャンプのレストランは、ポピュラーなインドネシア料理、ナシゴレン、ミゴレンは、合格点。来る前に聞いてた情報で、徒歩10分弱、レイキーパイプの前に、ファット・バーか、ファット・マーか、ファット・マンか、忘れたけど、フランス人が、やってるバー&レストラン此処がいけてる!サーフビデオ(当時はビデオ時代)が流れてるし、料理はおいしいし、毎晩通いました。サーファーの溜り場です。だって夜暇でしょ、情報交換もできるし。オーナーとも顔見知りになり、ラストナイトにみんなで飲もうと持って来た、ワイン、オーナーにプレゼント!その後、海で効果バツグン、レイーキーピークで、プレッシャーが・・・弱くなりました。オーナーもサーファーでした。

この情報書いていいんか迷ったけど、本当に体験したから書くわ。もう時効やし。何時ものように朝一やって各自、部屋に戻りました。突然「ウ・ワァ...」前の部屋から悲鳴が、「どないしてん!」「トカゲがぁ...」見ると、1メートル位のトカゲが部屋の前に「いますぅ〜。」体、くねらせて逃げて行ったけど、「此処、どないなっとんねん!」、全員が思いました。牛はおるし、トカゲはおるし、それからは、部屋の戸締り厳重になるわな!!部屋、高床式納得!
ドラゴン、ペット違いますよ野生です。時々出るみたい、(当時は。)

ベンチで、マッタリしてたら、オレの名前を呼ぶ声が?数年前に、インドネシアの某ポイントで一緒にサーフィンさせて頂いた、関東のサーファーでした。TABIしてたらこうゆう再会は、感動しますね、同じ思いで、同じ時期に、こうしてサーフィン目的で、遠い南の島に来てるんですから。「何処に、行ってたん?」「ペリスコープです。」「どうでした?」「小さいけど、遊べますよ。」「ありがとう!」波情報、いつでもうれしいです。「やれるん、やったら行こう!」早速、水、最小限の荷物を持ってペリスコープへ。ヌンガスを越え、河口に来ると、今度は、野生の水牛、人馴れしてないのか、俺等を見ると逃げて行く。「今度は、水牛!」「早よ、行こう。何が出るか分からん!」灼熱の太陽の下、ようやくぺリスコープに到着。ハラ〜ムネ、誰もいない。

ペリスコープのすぐ前に、ロスメンが有ります。オープンしてたら水は確保出来るのですが、クローズしてると、この近辺何もない、民家すら無い所です。ロスメンは、誰も居ないのでとりあえず、サーフィン!ライトオンリーの少し速い波。インサイドは、シャロー、注意!!満足して上がると、ロスメンに人影が・・・。聞けば、働いていると言う。「泊まれ、泊まれ。」と強く言うので、此処に2泊泊まることにした。2日後には、サイズアップ予想だし。(Rp7.500+食事+ドリンク)
翌日も、ハラ〜ムネ貸切、2日目オーバーヘッドに、サイズアップ、パワフルな速い波、人も一気に増え混雑気味、何処にこれだけ、おったん?スンバワに来て初めて、6'6"に乗りました。人も多いし、波速そうやし。正解!

ロスメンのトイレですが、中庭に、ホッタテ小屋みたいに、ぽツンと立っているんです。開けると、サソリが毒のある尻尾を立てて、威嚇してるんです。「聞いてないやん!今度は、サソリかい。」此処の、サソリは、刺されても蜂程度って言うんですが、ほんまかいな!夜は、夜で廻り何もないでしょ、泥棒すら居ないでしょ。異常に明るい、フルムーンに照らされて、野生の馬は出てきたけど、色々野生動物が多い、特別なエリアです。
結局6'9"未使用、当時としてはポピュラーな6'1"で充分な、ファンウエーブでした。
帰路、ここは後ろ髪ひかれんなぁ。 Aloha!