「1992年3月のニアス surf camp」
1983年のインドネシア・バリ島デビューから8年、ホテルからのポイント移動が、日本と同じサーフィンライフであることに疑問を持ち始め、何処かホテルから移動しなくてもサーフィン出来るポイントは無いかな、、、











1983年のインドネシア・バリ島デビューから8年、ホテルからのポイント移動が、日本と同じサーフィンライフであることに疑問を持ち始め、何処かホテルから移動しなくてもサーフィン出来るポイントは無いかな・・・と思いはじめ、、、
ライトのロングショルダー、チューブ、バックには、パームツリーのジャングル一度目にしたら忘れられない、強烈なインパクトのあるワンショット、の「NIAS」に興味にもち、情報量は少ないが、マガジン、ビデオ、サーフィン映画で見、行ってきたサーファーの話を聞き、当時、まだ"秘境"と言われてた、「二アス・アイランド」に行く事になりました。サーフボードは、7'0"&6'6"&6'1"の3本。すべてオンフィンで、細心の注意を払って梱包します。マラリアの薬、懐中電灯、鍵、蚊取り線香、は必需品です。2週間の予定で、シンガーポール・ジャカルタ・メダン・グヌンシトリ(二アス)と、当時はツアーもなく個人でしか行く事が出来ず、ただ「あの波に乗りたい!」と言う思いで二アス島へ向かいました。4度乗り換え、2日後の朝メダン空港より、SMACエアー(悪名高き!!)にて5度目のフライトで無事、二アス島グヌンシトリのローカル空港、BINAKA空港へ到着。(乗員はローカルのみ。)空港のロビーを出ると、サーフボードを持っているので、早速、数名のタクシー運ちゃんが声をかけてきます、そのなかでも、比較的新しい"キジャン"のタクシーに決め、ポイントのあるラグンドリ・ベイまでロングドライブです。途中ラリーのコースみたいな未舗装の道を、車の故障、橋が流されてたり、川底が見える丸太の橋を渡ったり、こんな所にも人が住んでるんやと、景色を楽しみながらのドライブが、日が落ち暗くなってからは、ドライバーも焦りだし、猛スピードで走り約7時間、ようやく目的地のラグンドリ・ベイ、ソラケ・ビーチに到着です。事前の情報で、ロスメンはADOLYNに決めていたので、着くとすぐに、挨拶もそこそこに部屋を決めなければならず、写真にもある、離れの高床式の部屋が気に入ったので、そこに決定。料金は1日Rp2,000(約80円)電気、バス、トイレ無し。此の辺り電気は自家発電かランプしゃあないな!ベッドにマットレス、シーツをしいて、モスキートネットの内で本日は疲れたので、zzz…。

思ったより蚊帳の寝心地は良く、旅の疲れもあって熟睡でき、目覚めは波の音、窓を開けるとポイントが一望、これぞ思い描いてた環境に満足!サーフィンも早くやりたいのですが、サーフボードの用意もまだで、それより朝食。食べながら波をチェックしてると、セットはアタマ位有りそう、オフショアーでサーファーは、小さいのか誰も居ません。食後の歯磨きは、井戸水を貯めた小魚が泳いでる水で、顔を洗い口を洗います?本当に!逸る気持ちを抑え、サーフボードにワックスを塗り、二アスデビューです。
1日目:インサイドよりパドルでアウトまで、少し距離があるが、初めてのポイントなので期待と不安で波を見ながらゆっくりとウエィティングポジションへ(誰も居ないので何処で待てば良いのか分からない。)何度か乗るとテイクオフ・ポジションも分かり貸切で、1R終了。此の日は結局サーファーは見かけないままでした。

2日目:サイズは変わらず。グーフィーの、若いオージーサーファー1名発見!友人3名と滞在してると言う。

3日目:サイズは、相変わらず変化無し。3名のオージーサーファーと1R。

ようやく生活にも慣れ、夜も晩飯の後、暇なのでロスメン&バー?「シーブリーズ」に行って情報を得に、徒歩約5分で到着。滞在しているサーファーも利用してるらしく垢抜けたママさんが仕切ってます。それから此処は、昼に夜に利用するようになりました。

4日目:本日もオージーサーファーとローカルキッズでファンサーフ。ローカルキッズは下着でのサーフィンです。結局最終日までに、あの映像の波には会えず、アウトはアタマサイズから、それ以下のサイズはインサイドでのサーフィンとなり、コシ~ハラサイズでも40~50mライド出来、今回はチューブの波には当たらなかったけど、この土地の生活を経験出来とても良かったと思いました。(トイレットペーパー、シャワー、電気、ガスの無い生活。)

帰路の途中、此の辺りの王様が住むヴィレッジ、バォマタルオ?に観光します。小高い山の上にヴィレッジは有り、独特の建築、独特の雰囲気、来てはいけない所に来てしまった、「無事にこの村出れるのかな?」一瞬そう思っても不思議ではないと思いつつ、王様の家を見学させて頂き、少し二アスのカルチャーに触れる事が出来、帰りの坂道からは、眼下にさっきまでサーフィンしていたポイントが小さく見えて、来年も絶対戻って来たいと思い、かなり後ろ髪曳かれながらグヌンシトリへドライブです。
カルチャーショックで、このまま日本には帰れないので、バリでリセットしてから戻るようにして、初二アストリップは、無事終わりです。来年に続きます。Aloha!